就労移行ITスクールの評判は怪しい?Webデザイン・プログラミングの実態

就労移行ITスクールの評判は怪しい?動画・Webデザイン・プログラミングが学べる実態

「就労移行ITスクール」と検索すると、サジェストに「怪しい」という言葉が出てきて、不安になっていませんか?

お笑い芸人のEXITを起用した明るい広告や、一般的な福祉施設とは違うポップな雰囲気を見て、「本当に就職できるのか?」「遊んでいるだけではないか?」と疑うのは無理もありません。

結論から言えば、怪しい場所ではありません。むしろ、「Webデザイン」「動画編集」「プログラミング」など、クリエイティブ領域に特化したスキルを実践的に学べる、ADHD・ASD当事者にとって相性の良い就労移行ITスクールです。

この記事では、実際の利用者の口コミや、競合他社(atGP、Kaienなど)との違いを「学べるスキルと就職のしやすさ」で徹底比較し、その実態を解説します。

この記事でわかること
  • 「怪しい」と言われる理由と、実際のカリキュラムの中身
  • 利用者の口コミからわかるメリットと注意点
  • atGP・Kaien・manaby・Neuro Diveとの違いと選び方
  • 独学ではなく就労移行支援で学ぶ金銭的メリット
目次

結論|デザイン・動画・プログラミングを一通り試してから決めたい人向け

先に結論です。就労移行ITスクールが向いているのは、デザイン・動画・プログラミングのどれに進むかを決めきれていない方です。1つの分野に絞った事業所より、触れる範囲が広いぶん、通いながら適性を見極められます。逆に、進みたい分野がもう決まっているなら、その分野に特化した事業所のほうが早く届きます。

就労移行ITスクール公式サイトのトップページ(スクリーンショット)
出典:就労移行ITスクール公式サイト
実績 5.0学習内容 5.0資格・教材 5.0通いやすさ 4.0在宅対応 3.5
総合評価4.5
実績5.0
学習内容5.0
資格・教材5.0
通いやすさ4.0
在宅対応3.5

全国のIT特化型就労移行支援16社を同じ基準で採点したランキングでは、総合1位でした。他社と横並びで比べたい方は、IT特化型就労移行支援おすすめランキング(全国16社を同じ基準で比較)もあわせてご覧ください。

先に結論をまとめます。口コミ・カリキュラム・他社比較からわかる「向き・不向き」は次のとおりです。

  • デザイン・動画・プログラミングを色々触って、自分の適性を見極めたい人
  • Adobe認定資格など、履歴書に書ける「目に見える積み上げ」が欲しい人
  • 直感的に手を動かすクリエイティブ作業が好きな人(ADHD傾向)
  • 正解が明確な作業に没頭したい人(ASD傾向)
  • 図書館のような静けさの中で黙々と作業したい人・聴覚過敏が強い人
  • AI・データ分析など、専門性の高い領域だけを深く学びたい人
  • すでに一定のITスキルがあり、実務レベルの制作・開発を中心に進めたい人

「向いています」に当てはまった方は、まず近くに通える拠点があるかを確認してみてください。全国展開しているため、地方在住の方でも通える可能性があります。

通える範囲に拠点があるか確かめたい方へ

「怪しい」と言われる理由と実際のカリキュラム

なぜ、福祉施設なのに「怪しい」と検索されてしまうのか。その原因と、実際のカリキュラム内容について解説します。

理由:「福祉」のイメージを覆すブランディング

多くの就労移行支援が「静か・地味」な雰囲気であるのに対し、就労移行ITスクールは「EXIT」を公式アンバサダーに起用しています。

このギャップが、従来の福祉像を知る人々に「派手すぎる=中身がないのでは?」という誤解を与えています。

実態:Adobe認定資格や言語習得に特化した本格カリキュラム

運営元のLOGZGROUP株式会社は、IT人材事業も手がける企業です。中身は遊びではなく、未経験からIT職種への就職を目指すための本格的なカリキュラムが組まれています。

分野学べる内容
WebデザインPhotoshop/Illustrator/Adobe XD
動画編集Premiere Pro/After Effects
プログラミングHTML/CSS/JavaScript/PHP/Python
資格取得Adobe Certified Professionalの取得支援あり。履歴書に書けるスキルが身につく

これらを、SlackやNotionといった実際のIT企業で使われるツールを用いながら学びます。訓練の段階から「IT企業の働き方」に慣れておける環境です。

良い口コミと悪い口コミから見るメリット・デメリット

ネット上の評判や、サービスの特徴から見えてくる「合う人・合わない人」を整理しました。

良い評判:「自分の『得意』が見つかる」「資格が取れた」

「最初はプログラミング希望でしたが、少し触ってみて合わないと感じ、動画編集に切り替えました。色々なソフトを試せるので、自分に向いているものが分かります。」

出典:Googleマップ 口コミより要約

選択肢の広さ

最初から「動画だけ」と決めつけず、デザインやプログラミングも触りながら、「自分は何が得意か」を見極められます。

資格支援

Adobe認定資格などの受験料補助があり、未経験でも「スキルの証明」を持って就活に挑める点が評価されています。

悪い評判:「静かに集中したい人には不向き」

「利用者同士の会話が多く、賑やかです。静かに作業したい私には環境が合いませんでした。」

出典:Googleマップ 口コミより要約

明るくコミュニケーションが活発な雰囲気があるため、図書館のような静寂の中で黙々と作業したいASD傾向の強い方や、聴覚過敏の方には「賑やかすぎる」と感じられる場合があります。

運営側の視点

事業所の「賑やかさ」は拠点や時間帯によって差があります。口コミだけで判断せず、見学時に通常の訓練時間帯の雰囲気を自分の耳で確かめるのが確実です。

発達障害(ASD/ADHD)に「就労移行ITスクール」が向いている根拠

なぜ、多くの発達障害当事者がここを選ぶのでしょうか。それは、特性に合わせて学ぶ分野を柔軟に選べるからです。

飽きっぽいADHDには「クリエイティブ」

文字のマニュアルを読むのが苦手なタイプには、動画編集やWebデザインがハマります。

Premiere Pro や Photoshop は「直感的な操作」で結果がすぐ目に見えるため、飽きずに続けられます。また、デザインから動画へ、動画からコーディングへと興味が移っても、同じ事業所内で学び続けられるのが強みです。

こだわりの強いASDには「プログラミング」

曖昧な指示が苦手なタイプには、プログラミング(PHP/Python等)が向いています。

「正解(コード)」が明確なため、精神衛生上非常に良く、1文字のミスも許さない「こだわり」がバグのないコードを書く資質として活きます。

就労移行ITスクールと他社(atGP・Kaien・Neuro Dive)の徹底比較

「ITスキル」が学べる主要な就労移行支援を、「具体的に何ができるようになるか」というスペックで比較しました。

サービス名おすすめの選び方学べる最新スキル・特徴
就労移行ITスクール【資格・マルチスキル】
デザインも動画もコードも触って、資格を取りたい人。
Adobe認定資格・広範囲
・Webデザイン (Ps/Ai/XD)
・動画編集 (Pr/Ae)
・開発 (PHP/Python/Java)
atGPジョブトレIT【Web制作のプロ】
Webサイト制作のプロとして、制作会社に入りたい人。
デジハリ教材・Web特化
・Webデザイン (Figma/Ps/Ai)
・構築 (WordPress/PHP)
・動画 (Pr/Ae)
Kaien【実務・DX】
スキルだけでなく、実務経験を積んで安定就労したい人。
模擬案件・業務効率化
・Web/DTP制作実務
・生成AI活用
・VBA/GAS等の業務効率化
manaby【在宅・マイペース】
通所が辛く、自宅でコツコツ学びたい人。
eラーニング・在宅特化
・Webデザイン
・プログラミング
・在宅ワークスキル
Neuro Dive【先端IT・分析】
高度な分析職を目指す、ハイスペック志向の人。
データサイエンス・AI
・Python / R
・Tableau / SQL
・高度なビジネススキル

就労移行ITスクールが向くのは、動画とWebを試してから決めたい人

「Web制作会社」で即戦力になりたいなら → atGPジョブトレIT

公式サイトによると、Webクリエイター養成の名門「デジタルハリウッド」と提携しており、プロ仕様の動画教材が見放題です。

単なる画像作成だけでなく、現在のWeb制作現場で必須のFigmaや、案件需要の高いWordPressの構築まで網羅しているため、Webデザイナーやコーダーとしての就職に最も近いです。

「Adobe資格」を取りたい、色々触ってみたいなら → 就労移行ITスクール

Photoshop、Illustrator、Premiere ProなどのAdobe製品スキルを証明する「Adobe Certified Professional」の資格取得に特化しています。

「プログラミングが合うか、デザインが合うか分からない」という状態でも、入所してから適性を見極められるのがメリットです。

「実務経験」と「安定」を重視するなら → Kaien

「模擬職場」というスタイルで、上司役のスタッフから指示を受け、バナー作成や動画編集を「業務」としてこなします。

スキルだけでなく、納期を守ることや報告の上げ方もあわせて練習します。就職したあとに困る場面を減らせます。

各社をさらに詳しく比較したい方は、6社を学習内容で比較した次の記事を参考にしてください。

ここまでで気になる事業所が見つかったら、次にやることは1つです。

1社だけ見て決めず、2〜3社を見学・体験して比べてください。パンフレットや口コミでは分からず、実際に足を運んで初めて分かるのは次の3点です。

  • 支援員との相性(毎日顔を合わせる相手が、自分に合う話し方をするか)
  • 学習内容(カリキュラム名ではなく、実際に何を作り、どう就職につなげるのか)
  • 通い続けられるか(通所ルートの負担、教室の音や人数、自分の体調との相性)

見学や相談は無料で、かかる費用は交通費くらいです(体験利用の扱いは事業所や自治体によって異なるため、申し込み時に確認してください)。

「見学に行ったら、断りづらくなるのでは」と身構えてしまうかもしれません。でも実際のところ、見学に来た方のうち通所まで進むのは半分以下です(事業所によって差はあります)。

「学習内容が思っていたものと違った」「難しくてついていけなそうだった」「毎日通うのはしんどそうだった」——見送る理由は人それぞれで、断られるのは事業所にとって日常です。気を遣う必要はありません。合わないと感じたら、そのまま帰って別の事業所を見に行けば大丈夫です。

独学よりも就労移行ITスクールを選ぶべき3つのメリット

「家でYouTubeを見て勉強すればいい」と思っていませんか?

IT・クリエイティブ領域こそ、通所して学ぶべき明確な物理的メリットがあります。

「ハイスペックPC」と「有料ソフト」が無料で使い放題

動画編集やデザインには、ゲーミングPC並みのスペック(20万円〜)と、Adobe CC(月額数千円〜)が必須です。

就労移行ITスクールに通えば、これらの機材がすべて無料(※)で使い放題です。初期投資ゼロで、プロと同じ環境でスタートできます。

(※前年度収入によりますが、利用者の9割以上が自己負担0円です:出典 厚生労働省)

「資格取得」の費用免除やサポートがある

独学では全額自己負担となる「Adobe認定プロフェッショナル」や「ITパスポート」などの受験料に対し、免除や補助が出るケースがあります。

履歴書に書ける客観的なスキル証明を、負担なく手に入れることができます。

未経験からの「就職ルート」がある

独学では「実務未経験」の壁にぶつかりますが、就労移行支援には独自の「障害者枠×IT職種」の求人ルートがあります。

また、ポートフォリオの作成もプロがサポートしてくれるため、書類選考の通過率が段違いです。

比較項目独学就労移行ITスクール
機材・ソフトPC 20万円〜+Adobe CC 月額数千円無料で使い放題(9割以上が自己負担0円)
資格受験料全額自己負担免除・補助のケースあり
就職活動「実務未経験」の壁に自力で挑む障害者枠×IT求人+ポートフォリオ作成支援

まとめ|「自分に合うスキル」は触ってみないと分からない

「プログラミングが向いているのか、デザインが向いているのか」 それは、ネットの記事をいくら読んでも分かりません。

実際にコードを書き、Photoshopで画像を加工し、動画を編集してみて、「どれが一番楽しいか」。それを肌で感じることが、適職探しの最短ルートです。

就労移行ITスクールは、最初からコースを決め打ちする必要はありません。 まずは無料見学・体験に参加し、用意されているハイスペックPCで、色々なソフトを触らせてもらってください。

「これなら飽きずに続けられそうだ」と思えるものを見つけるために、まず1社、見学を申し込んでください。

ハイスペックPCとプロ用ソフトを実際に触ってみたい方へ

就労移行ITスクールに関するよくある質問(FAQ)

パソコン初心者でも大丈夫ですか?

はい、問題ありません。PCの電源の入れ方からスタートし、タイピング練習を経て、プログラミングやデザインソフトへ進む方も多いです。個別学習スタイルなので、周りを気にせず自分のペースで進められます。

30代・40代でも利用できますか?

利用可能です。年齢制限はありません。未経験からのIT職への挑戦は実力主義ですが、ポートフォリオ(成果物)の質を高めたり、資格を取得したりすることで、年齢の壁を超えるサポートを行っています。

障害者手帳がなくても通えますか?

通えます(医師の診断書等があれば)。手帳取得前の方や、申請中の方も利用可能です。自治体の判断によりますので、まずは無料相談会でスタッフに確認してみてください。

料金はどのくらいかかりますか?

利用料金は前年度の世帯収入によって決まり、厚生労働省の統計では利用者の9割以上が自己負担0円で通っています。ハイスペックPCやAdobe製ソフトの利用料も含まれるため、金銭面の初期投資はほぼ不要です。

就労移行ITスクールの基本情報

項目内容
事業所名就労移行ITスクール
運営会社LOGZGROUP株式会社(IT人材事業も展開)
公式アンバサダーEXIT(お笑い芸人)
主な学習内容プログラミング、Webデザイン、動画編集、Office系、資格取得など
実績就職定着率96%、IT職種就職率44%(2024年10月時点・公式)
拠点全国展開。地域別の事業所は公式サイトに掲載
見学・相談無料。公式サイトから予約可能
  • 本記事は、就労移行ITスクール公式サイトの公開情報・Googleマップの口コミ・厚生労働省の公開資料をもとに作成しています。
  • 実績数値は「就労移行ITスクール」公式サイト掲載の情報(2024年10月時点)です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
  • 利用料金の自己負担については厚生労働省「障害者の利用者負担」をご参照ください。

※ 評価について:総合点は公表実績・学習内容・資格や教材・通いやすさ・在宅対応の5項目の機械的な採点の平均です(当サイトのランキング記事と同一基準)。実績が非公表の項目は中立の3.0点とし、盛りも下げもしません。提携の有無は評価に影響しません。採点基準の詳細は運営者情報・編集方針に記載しています。

※ 紹介画像は公式サイトのスクリーンショット(引用)です。画像の著作権は運営会社に帰属します。掲載に問題がある場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。

※ 本記事は特性の理解と働き方の工夫を扱うものであり、医学的な診断・治療の助言を行うものではありません。心身の不調が続く場合は医療機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

元・就労移行支援 マーケティング担当

事業所の運営側で、広報や集客実務を経験。 各事業所の『強み』と『宣伝文句』を客観的に分析・比較します。

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